2017年1月5日木曜日

現代の子供たち

皆様、清々しい新年を迎えていらっしゃることと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年は、しばらくお休みしていた自分自身のピアノのレッスンを再開し、まだまだ学ぶべきこと、生徒さんに伝えるべきことがたくさんあるのだと感じました。

そして、レッスンしてくださるY先生といつもたどり着く話は、「今の子供たちは使えていない筋肉が増えている」ということ。

水道の蛇口やドアノブにはじまり、遊びで言えば手をしっかり使うお手玉遊びや、あやとり、からだ全体を使うジャングルジムや箱型ブランコなど、どんどん見かけなくなっています。

水道の蛇口やドアノブなどは、ワンハンドルなので身体に障害のある人や、高齢者にはいいかもしれないですが、筋肉をつけて行くべき子供たちには無い方がいい。

ジャングルジムなどの遊びも、危険という理由からなくなる公園も増えていますが、しっかり握り、自分の筋肉で自分を支え、空間の認知をしながら遊ぶジャングルジムは、身心の発達には欠かせないのではないかと思います。

そうした筋肉のあるかないかで、ピアノの弾き方、音も変わってきます。
ピアノは椅子に座って弾いているので、手だけで弾いているように勘違いされますが、全身を使って弾かなければいい音色を響かせることはできません。

現代の子供たちは恵まれている反面、大切なことが置き去りにされていることもあるように感じます。

ピアノのことに限った話ではありません。今の便利さを当たり前と思わずに、もっともっとからだを使い、筋肉を使い、脳を使い‥。

本来の能力をもっと使って欲しいと思います。

そういう意味でもリトミックは様々な感覚を呼び起こしてくれます。感覚を使う、筋肉を使うと、おのずと脳を使います。

ですから、リトミックの生まれたヨーロッパでは、お年寄りのリトミックが盛んなのも頷けます。

自分を鍛えて、なりたい自分に1歩でも近づいて、自分を自分らしく発揮して。そんな皆さんのお手伝いが‥私にしかできないお手伝いができるように、私ももっと精進しなければと思いますᕦ(ò_óˇ)ᕤ


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