2016年10月23日日曜日

やる気③

やる気②では、ピアノを続けるにあたって、お家での練習の習慣を身につけてあげてください、とお願いしました。リトミックの場合はとうでしょうか。

幼児のリトミックの場合個人差が大きいため、他のお子さんと比べたりせずに、一生懸命にやってる様子が見えなくても、音楽の海に浸ってじっくり耳を育てているのだということを認めてあげてほしいと思います。何ができるようになったか、ではなく、何を感じ取れるようになったのか。そこを目指すには時間がかかります。
ただひとつ、できるようにご協力をお願いしたいのは「先生のお話を聞く」("言うことをきく"とは違います)という、その1点です。

そして、子どもによって興味を持つ内容も全く違いますので、興味を示さないからと言って「向いていないのでは」「やる気を示さない」(→やる気①をご覧ください)などと落胆しないでくださいね。後から振り返った時にようやく何を得たかがわかると思います。
内面を育てて行くためにはじっくり待つ忍耐が必要なのです。



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2016年10月6日木曜日

やめるきっかけ(文字化け修正済み)

やる気②で、
[やめるきっかけがなかった]と書きました。

私がピアノを習い始めたのは、4歳の頃。当時の私の家のすぐ裏にピアノの先生が引っ越してきたことと、母が私にピアノを習わせたかったことが始めるきっかけ。

その後小学1年生の頃に、我が家はは隣町へ引っ越しをしたのですが、フットワークの軽い先生は(男性の先生でした)、毎週隣町までレッスンに来てくれることになったのです!それも、平日の朝、登校前に(*_*)

それは中学1年まで続いたと記憶しています。(私が自分で自転車で通うことができるようになってからは日曜日に通っていたと思います。)
今、考えてみると、こんな先生いませんよね。本当に先生には感謝です。

途中、本当にめんどくさくなって、やめたら楽なんだろうなと考えた時期もありました。でも、先生の方からやってくるし、中学生になってからは合唱部で伴奏を担当するなど、ピアノとの距離が益々近くなったので、レッスンを休むことはあっても、やめるという選択肢はだんだん薄れていきました。

そうしているうちに、音楽が私の特技であり、武器でもあるのだということを認識し、高校卒業後に音楽の専門学校に通うことを決めたのです。

我が家には金銭的に余裕はなく、大学という考えはありませんでした。子供のころから父に、「ピアノを買ったから車が買えなかった」と言われ続け、それに対する反抗心もあって続けてきた一面もあるかな‥ここまでくると運命ですね。(もちろん、今となっては父にも感謝していますよ‼)

いろんなことが絡み合って、結局ずっと音楽を続けることができました。…と、まあ、やめるきっかけがなかった運命のおかげだったわけなのですが、それが「私」という人格を作ってきた、とも言えると思います。

結局、続けたもん勝ちなんです♪


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2016年10月4日火曜日

やる気②

習い事を長く続けるということは、本当に大変なことです。

正直、お金もかかるわけですし、自分の子どもがピアノの練習をしないと「やる気がないならやめなさい!」なんて言ってしまいますよね。

でも、よく考えてみてください。なんのために習い事をさせているのですか?そんなに簡単にやめるほど深く考えずに習い事をスタートさせたのですか?親は子供の幸せのために、習い事を選んでスタートさせたはずです。

子どもは深く考えずに「やりたい!」と言うでしょう。でも、その習い事を続けさせるもさせないも親次第なのです。

『石の上にも3年』ということわざがあります。習い事をさせると決めたのなら、まずは3年、続けさせる努力を"お家の方が"なさっていただきたいのです。

ピアノの場合は、練習をする習慣をつけてあげていただきたいと思います。
口うるさく言わないとやらないかもしれません。でも、それで子供に「やる気がないなら‥」などと言わないでください。

やる気①の茂木健一郎さんの言葉にもあるように、やる気など必要ないのです。毎日(それが難しい日ももちろんありますが)のルーティンにする努力をしなければならないのは親なのです。

私自身の子供の頃の経験から言いますと、
練習をすることは好きではない→でも、ピアノが弾ける私でいたい→仕方なく練習する→それを続ける

それだけです。よく考えてみると、やめるきっかけがなかっただけかもしれませんが、そこは私の両親が続けさせる努力をしてくれていたのだと思います。

また、続けていくと、それが当たり前の日常になっていくので新鮮さもなくなり、正直"めんどくさい"とさえ思う時期もありました。それでも、とりあえず続ける。とりあえずいつもお尻に火をつけておく。

それが大切です。


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2016年10月3日月曜日

やる気①

 
脳科学者の茂木健一郎さんのツイッターに、こんな文が載っていました。(以下、コピー)


「やる気は必要ない」

時々受けるご質問に、「やる気がでない」「どうしたらやる気がでますか」というものがある。それに対する私の答えは、ちょっと意外なものである。それは、「やる気は必要ありません!」「やる気がでないを、言い訳にしないでください!」というものだ。

もちろん、「夢」はあった方がいい。「目標」もあるにこしたことがない。しかし、日々の仕事、営みにおいては、「やる気」は必要ない。むしろ、淡々と、フラットに、アップもダウンもなく、続けていく方が良い。

例えば、10年かけて実現する「夢」があるとする。夢を抱いたその出発点は、感動があったり、意外な出会いがあったりするのかもしれないけれども、そのあとの10年間は、基本的に日常の連続であるはずである。

毎朝起きて、今日もまた淡々と作業をする。その過程で、「やる気」という、特別なものは必要ない。むしろ、常に、「今、ここ」に没入して目の前のことをこなしていくのであって、それ以上でも、それ以下でもない。

逆に言えば「やる気」がでないという人は、それをやらないことの言い訳にしているにすぎない。「やる気」というのは、それがあるから行動できるのではなくて、行動しないことの言い訳として、「やる気」を持ち出しているだけの話なのである。

何かに取り組んだり、行動したりするのに「やる気」は必要ない。そう気づけば、ずいぶん気が楽になるだろう。また、「やる気」がないことをを言い訳にして何もしないでいる自分にサヨナラできるだろう。「やる気」は必要ない。さあ、今日も、「やる気」など関係なく、目の前のことに取り組みましょう。

茂木健一郎 〜やる気についての連続ツイートより


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