今回のリトミック中級は、前回にひき続き「フレーズ」をとりあげました。
普段のリトミックのレッスンでも、最近は絵描き歌やあそび歌などを使ってフレーズの性質を子供たちと考えていますが、中級では実際の曲の中にあるフレーズについて考えてみました。
中学生のAさんは、ちょっと悩んでいるようでした。
体を動かしてみると、細かいフレーズがいくつか浮かび上がってきますが、それを演奏する時にどう表現していくのか…。
フレーズはいろいろな表現方法があります。同じ曲でも、楽譜の出版社によってフレーズを示すスラーのつき方がまったく違うこともあります(特にバロック時代の曲)。
それをどう表現したらいいのかは、もちろん私たち指導者が指示をすることがほとんどなのですが、演奏する本人がフレーズを感じていないと、それは音楽に現れてはきません。
やはり、ここでも演奏する人の意志が必要になってきます。
そして、その意志を自信を持って表現するためには、たくさんの音楽を“体験”することが必要なのです。
次回のリトミック中級は11月11日。ピアノの発表会の1週間前です!
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