2012年2月13日月曜日

日本人の悲しい習性2

2日目の最後に、ジャック先生の公開レッスンがありました。15名ほどの小学生と、初対面でいきなりレッスンをするというものですが、やはり、子ども達はぐるぐると回ってしまうのですね‥。
大人と違う点は、大人は中央にスペースができて、ドーナツのように回るのに対して、子どもの場合は中央もギュっと詰まって真ん中の子が目を回さないか心配になる感じ。
小さな頃から周りと同じように行動することを望まれていますから、自然とこうなってしまうのですね。(余談ですが、私はドーナツの中央を横切るのが好きです。)

私も幼稚園の年少児にレッスンをする時、それに違和感をおぼえつつも、園の先生方が、はじめは逆に回ったりする子が必ずいるのですが、「危ないから同じ方に回りなさい」と指導をするので、そこまで踏み込めずにいます。でも、これが年長児だったら「自分の道をみつけなさいと言いますね。

日本人の場合は、まず、他人と違う行動をとるだけでも大変なことです。ですから、発表会でステージの上をみんなが思い思いの方向へランダムに行動できていたら、それだけですごいことなのだとお母様方には思ってほしいですね。