2016年8月1日月曜日

さすがダルクローズ!

メロディーとピアノ伴奏の拍子が違う
指ヨガも体験


先日、ダルクローズ作品研究会の主催した、レクチャーコンサート&ワークショップに行ってきました。はじめに、少しダルクローズについてのプレトークがあり、ダルクローズがリトミックを生み出すまでに影響を受けた音楽家について学びました。

次に、ダルクローズ作品についても研究している方からお話を伺いました。私が思っていたよりも、たくさんの作品があり、“作曲家”としてのダルクローズを学びました。
その後に、バイオリニストであり、リトミシャンでもある長尾珠代さんのバイオリン演奏を聴きました。そして、楽譜を渡され、

「楽譜を見ながらもう一度お聴きください。」

すると…え〜こんな曲だったの⁉︎とびっくり。ピアノ伴奏とバイオリンのメロディーの拍子が違うのです。ピアノは8分の3拍子、バイオリンは8分の4拍子。途中、それが入れ替わっ
たりもする。

今、ちょうど小学生のリトミッククラスのレッスンで、12コの8分音符のエクササイズをやっていますが、本当の音楽の中でそれが起こっているということなのです!さすが、ダルクローズ!

演奏する側は複雑で大変だけれど、聴いている方は心地よい。子守唄のような穏やかな曲(4つの移り気なダンス 1番)。
帰りに長尾さんのCDにサインをいただいた時、「今回の曲を録音する予定はなのですか?」と訊いてみたのですが、「ダルクローズは難しいのよ〜」というお返事。だからかな、曲はあるのに演奏する人がいない…。

なぜ難しいのか‥どうやら『ダルクローズはバイオリンが弾けないから』ということのようです。奏法のことを考えずに作っているという‥(ダルクローズの性格が垣間見える‥?)

そうかー。もっと気軽にダルクローズ作品を聴けたらいいのにな。



プライベート日記   http://nya-pii.blogspot.com